ウォーミングアップやトレーニングの様子を見ていて、コーチやトレーナーはその選手の動きから、何かしらの課題や特徴をつかむことがあると思います。
選手が思っている以上に、チームスタッフは選手のことを見ているものです。
その中で、最近感じるのは、動きの質や特徴というよりも、その取り組み方というか、取り組みの姿勢や態度です。
勝利までの距離
The distance between winning and losing is often in the space between your ears. pic.twitter.com/EfgYU6Arm4
— Damian Hughes (@LiquidThinker) 2018年8月28日
これは以前見かけたTweetです。
「勝つか負けるかはほんの少しの差」
という趣旨だと思われますが、画像は、おそらくラントレーニング中でしょうか、ほんの1足分ラインに達していない選手の画像です。
これに関してどう感じるでしょうか。
根性論的だと感じる人もいると思います。
正直最初に見た時僕もそう感じました。
トレーニングの負荷な意味では、例えこの1足分の違いが、積み重ねたとしても数メートル程度にしかならないであろう差がトレーニング効果に大きく影響を与えるとは思いません。
しかし、思い返すと、確かになと思わされることが多々あることに気づきました。
まず今回の話での「勝ち」の定義ですが、これは試合に勝つ負けるは含むとして、それ以外に目標達成の度合いだったり、能力の向上度合いというニュアンスも含めていきます。
これまで関わってきて、成長度合いが大きかったり、プロに行ったりする人はこの辺りをこだわる選手が多かったなと。
「ここまで」と決められていればそこまでは必ず走る。
あと1回ならあと1回やる。
もちろんそれが必要十分条件ではないので、そうしていてもなかなか「勝ち」に結びつかない場合もあります。
ただ、多分この一歩を頑張れない、気にかけない人が、他の重要な場面になったらギリギリまで闘える、なんてことはないでしょうし、これは根性論でもなんでもない事実だと感じるようになりました。
そしてその差が大きのかなと。
「トレーニングでは全力を出さないけど、本番は死ぬ気で闘うぜ」
なんてのは、結局そのレベルで余裕があるだけで、1つレベルが上がれば何もできなくなるんじゃないかなと。
あるいは才能に恵まれた人か。
そしてこれはスポーツに限らない話なんだろうな、と思います。
まとめ
と、まあ偉そうに書いたんですが、自分自身が選手としてやってた時を考えてもこの辺りが足りてなかったなと感じます。
今になって思うことで、後悔先に立たずというやつなんですが、すごく後悔していることの一つです。
じゃあ今はどうなんだというのも気を引き締めなきゃなと感じました。
ただこれは人から言われてどうこうなるものというよりは自分で気づいて改善しなければ変わらない点だとも思います。
ここをどうするか、というのは大きな課題かなと感じます。
たかが姿勢されど姿勢、根性論ではない事実だと思って日々やっていきたいなと改めて思いました。