「今日の練習は負荷が高かった」
「今日の練習は強度が高かった」
これらは同じように聞こえて、本来全く違う現象を指している言葉です。
トレーニングによって身体に起こる変化の大きさをトレーニング負荷と言いますが、この一要因としてトレーニングの強度が挙げられます。
つまり、トレーニングの負荷が高かったとしても、必ずしもトレーニング強度が高いわけではないということです。
トレーニング負荷・強度・量・質
トレーニングを考える上で
-
負荷
- 強度
- 量
- 質
の概念は基本になると思います。
これはフィジカルトレーニングに限った話ではなく、競技トレーニングでも同じです。
特に現代サッカーにおけるトレーニングでは、フィジカル、メンタル、技術、戦術 etc...と分けてトレーニングするのではなく、組み合わせてトレーニングしようとする流れです。
そうであるならば、競技練習に中でコンディショニングを行う重要性がますます高まり、1つのトレーニングプログラムごとの負荷・強度・量・質を考えること、トレーニング全体を通してのそれらを考えること、週単位での、月単位での、と考えていくことが求められるはずです。
#3 サッカーのピリオダイゼーションを現場で活用する。 - Matsu Sports Training
なぜなら、これまでフィジカルトレーニングとして切り取り、ラントレーニングやサーキットトレーニングとして定量化しやすいトレーニングを利用して行なっていたコンディショニングを、複雑性の高いサッカーのトレーニングで行わなければならないからです。
よくトレーニングの質と量のどちらを優先するか?
という議論を耳にしますが、そもそも負荷・強度・量・質の概念を踏まえると、その二つを二項対立で対比するのは無理があります。
質の高いトレーニングをたくさん行うことは可能なはずなので。
負荷と強度の違い
まずはこの二つを整理することからだと思います。
次回以降でこの辺りの話をまとめていこうと思っています。
まとめ
今回は、次回以降の導入記事でした。
ここは基本ですが、超大切だと思っています。
スポーツトレーニングを行う上で避けては通れないと思うので。
次回↓