今回は「人を動かす」という本の紹介です。
1936年初版の本書は「人間関係の原則」に関して様々な事例を通して書かれています。
全部で30になる人間関係の原則は必見です。
人を動かす
原作は
"How to Win Friends and Influence People"
というタイトルで、日本語版と少しニュアンスが変わります。
英語はそれほど得意でないですが、直訳だと「友人の作り方と人への影響の与えかた」となるのでしょうか。
日本語版のタイトルだと、何か宗教じみた感じや、人を操ろうとする感じがします。
実際僕が読んでいるときに友人に、やばい本を読んでるのだと思われていたみたいです。
しかしそんなことはなく、この本に書かれているのは
「人間関係の原則」です。
動画で「人を動かす」を紹介
【2分で読みたくなる本紹介📕】
— 松本 圭介/トレーナー (@DoKei56) 2018年11月14日
Part1 「人を動かす」
✅友人の作り方&人への影響の与え方👱♂️
✅人間関係の原則👫
✅1936年初版のベストセラー本📚
・人を動かす3原則
・人に好かれる6原則
・人を説得する12原則
・人を変える9原則
計30原則!#2分で読みたくなるブックムービー pic.twitter.com/ruI2UPmC0k
「人を動かす」から学ぶ30の原則
動画でも触れたように
- 人を動かす3原則
-
人に好かれる6原則
-
人を説得する12原則
-
人を変える9原則
が、それぞれたくさんの事例をもとに書かれています。
人を動かす3原則の一つには
「強い欲求を起こさせる」があります。動画でも触れました。
具体的な事例として、偏食をして痩せている子供と子供になんでも食べてもらいたい親の話がありました。
この場合どうするのが良いでしょう?
いくら親が、
「お母さんは坊やにこれを食べてもらいたいよ」
「お父さんは体の立派な大人になってもらいたいよ」
と伝えたところで、それは親の欲求・要望であって子供の行動を変えるのは難しいです。
この子供は、近所のガキ大将に自分の三輪車を取られては泣いて帰ってくる、ということをなんども繰り返していました。
そこで
「お母さんのいうものをなんでも食べさえすれば、今に坊やはあの子よりも強くなるよ」
と伝えたところ、子供の偏食がなおった、という話でした。
これは、子供が「ガキ大将よりも強くなりたい」という欲求を起こしたために行動が変わったという一例です。
他にもこの「強い欲求を起こさせる」の原則だけでもいくつもの事例が紹介されています。
他の原則も同様です。
わかりやすくイメージしやすく、かつ学びとなる事例が書かれているため飽きずに読み続けることができるはずです。
トレーナーと「人を動かす」
トレーナーやコーチ、理学療法士など僕が今後関わって行くであろう職では、「人間関係」が超重要になってきます。
その質を高めることは、必ず仕事に生きてきますし、それは結果として、対象者に介入効果として還元できるはずです。
もともとコミュニケーション・人間関係が得意な人も、言語化された学びすることで、さらに磨きをかけることができます。
トレーナーの方は皆読んでおくのがいいんじゃにかなと思います。
まとめ
現在書店には多くのハウツー本があります。
コミュニケーションや人間関係に関するものも多いです。
読んでみると気づきますが「人を動かす」はそれらに大きな影響を与えています。
言ってしまえば参考文献のような形ですね。
目次だけ見るだけでも、「ああ、聞いたことあるぞ」となるフレーズがたくさんあるはずです。
忘れてはいけないのは初版が1936年であることで、その時すでにこのように原則化されていたという事実です。
新しい本ももちろんいいですが、もとをたどってみるのも面白いと思います。
ぜひ読んで見てください!