ランニング時のハムストリングの働きは、遠心性収縮(エキセントリック)だとされていて、だからこそ肉離れの予防やパフォーマンス向上のために遠心性収縮でのトレーニングが必要だとされています。
しかしながら、遠心性ではなく等尺性収縮ではないか?という考えもあるようです。
ちなみにですが今回の記事はあくまで「紹介」です。
遠心性収縮か?等尺性収縮か?
以下の記事でこれに関して触れられています。
登録しないと全文は読めないようになっていますが。。。
- Hamstring Functioning During Running (Part 1): Eccentric or Isometric? - Complementary Training
- Hamstring Functioning During Running (Part 2): Implications for Exercise - Complementary Training
どちらもBas Van Hooren氏という方の記事で、これのもととなっている論文もこの方と、Frans Bosch氏が著者となっています。
Frans Bosch氏といえば先日こんな記事が話題となりましたね。
欧州サッカー最先端の筋トレ事情。大工が釘を打つ動作に極意がある | footballista
前提としてですが、記事でも原著論文でも、「ランニング時の遊脚後期のハムストリングの活動が当尺性収縮である可能性」について述べているのであって、本文中にもありますが、絶対そうだとは言い切れない状態です。
ちなみに、今回僕がこの記事で書くのは、こういう考え方があるんだという紹介だけで、それに関して何か自分の意見を言うことはしません。
なぜならまだ読んでる途中だからです笑
ほかの情報源から大枠の話や知識は得ていますが、細部や論文でどう書かれているかは理解しきれていません。
ちなみに論文はこちら。
こちらからは無料ではAbstractしか読めませんが、ResearchGateに登録していればBas Van Hooren氏にPDFデータの要望を出すと送ってもらえるという裏技があります。
- Is there really an eccentric action of the hamstrings during the swing phase of high-speed running? part I: A critical review of the literature. - PubMed - NCBI
- Is there really an eccentric action of the hamstrings during the swing phase of high-speed running? Part II: Implications for exercise. - PubMed - NCBI
まとめ
仮にアイソメトリックだとすれば、エキセントリックだけでなくその収縮様式でのトレーニングの意義も変わってくると思いますし、遅発性筋肉痛やトレーニング強度を考えると、アイソメトリックの方が導入しやすいとも考えられます。
【シングルレッグブリッジ】
— 松本 圭介 Keisuke Matsumoto (@DoKei56) 2018年10月9日
支持脚のハムストリングがターゲット。
アイソメトリックで支持するイメージ。
器具なしでグランドでもできる。 pic.twitter.com/Q0NqzoyfXR
とはいえ、エキセントリックのメリットがなくなるわけではないので、「時代はアイソメトリックだぜ」なんてなるのも違うかなと思います。
とにかくまず読んでから、また別で記事を書きたいと思います。