Matsu Training Room

体育系大学卒のPT学生。スポーツやトレーニング、身体について書いていきたいと思います。

#13 日本トレーニング科学会大会で感じたトレーニング指導に必要な能力

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先日、日体大世田谷キャンパスで行われた日本トレーニング科学会大会に行ってきました。

友人に誘ってもらったのがきっかけです。

 

大学の卒業論文のポスター発表で、日本コーチング学会には参加したことがあったのですが、個人的に学会に行くのは初めてでしたし、大学の頃とは違い、スポーツ・トレーニングといったところから少し離れてしまった(現場での活動があるので離れてはいませんが)と感じていたので、タイミング的にはとてもよかったです。

 

1日目は参加できなかったので、2日目だけの参加でした。

シンポジウム、ランチョンセミナー(筑波大の征矢先生が講演していてなんだか懐かしい気持ちになりました笑)、ポスター発表が行われたわけですが、今回は主にシンポジウムに関して、それと全体を通しての個人的な感想を書いていきます。

 

 

シンポジウム

2日目には、シンポジウムが午前1回、午後1回行われ、

午前は「パラリンピックとトレーニング科学」

午後は「これからのトレーニング現場で求められる人材」というテーマでした。

 

午前中のも面白かったですが、特に午後に行われたシンポジウムが印象に残っているので触れてみます。

 

これからのトレーニング現場で求められる人材

3名の方がシンポジストとしてお話しされていましたが、共通して

「科学的データをどう現場に活かすか」

「トレーニング現場で求められる能力」

という点がメインでした。

 

3名の方のお話で特に印象に残った言葉を並べてみると、

 

「研究者のマインドを持ち合わせたS&Cコーチ」

「目標記録に必要な条件を提示する」

「トレーニングにおける目標値の提示」

「経験的に正しいとされてきたことを検証する」

「なぜ勝てたのか・負けたのかを検証する」

「たとえ科学的に最も良いと考えられるトレーニングでも、アスリートのニーズや好み次第では、2番目3番目を選択することも必要」

 

などが挙げられます(もちろんこれ以外にも勉強になるお話はたくさんありましたが)。

 

特に

「目標記録に必要な条件を提示する」
「トレーニングにおける目標値の提示」
「経験的に正しいとされてきたことを検証する」

この3つは東海大学陸上部跳躍コーチの方がお話しされていた内容ですが、記録型の競技でないサッカーでも非常に大切だと感じました。

 

この目標を達成するためには、こういう条件を達成することが必要で、そのためにトレーニングではここまで到達することが求められ、そしてそのトレーニングは本当に正しいのか?を考え抜く。

 

それはサッカー界ではまだまだだ思います。

 

また、科学的トレーニングや科学的知見、科学的データというと、堅苦しさや、科学至上主義だという感覚を持つ人がいるようです。

 

1人のシンポジストの方がお話してくださった「エビデンスに基づくトレーニング指導」では、それはつまり、

  • 科学的知見
  • 現場での経験
  • アスリートのニーズや好み

をあわせて考えトレーニングを計画・実行することだとしていました。

 

つまり、データが全て!研究が全て!といっているわけではないんですね。

 

今回のシンポジウムを受けて、改めて、科学的知見に基づくということは「根拠を持つことで曖昧さを可能な限り取り除く」ということなんじゃないかなと感じています。

  

感想

今回初めて個人として学会に参加してみて、3つほど感じたことがあります。

 

  1. 科学的知見の重要性の再認識と、論文を読み解く能力の必要性
  2. 「トレーニング」専門性
  3. でもやっぱり理学療法もトレーニングも両方関われる人になりたい、というかなります

 

1、科学的知見の重要性の再認識と、論文・研究を理解する能力の重要性

科学的知見を活用できるかできないかは大きな差になるなあと。

 

やはり常にそこに触れて現場で活用して、とやっている人と、経験則だけで、あるいは基礎学問だけで(もちろんこれはめちゃ大切だと思います!)新しい情報を積極的に取りに行かない人とでは見えるものも考えることも違ってくるだろうと感じました。

 

そのためには論文を正確にかつ批判的に読めないとだと改めて思いました。

課題です。。。

  

2、「トレーニング指導」の専門性

特に僕の場合、理学療法の学校に通っていて、大学は体育・スポーツが専門だったにせよ、今の専門は医療系ということになります。

 

資格がどうというわけではないですが、やはり「リハビリテーション」と「トレーニング」は全く違うものだと日々感じてます。

理学療法の勉強をして身体の仕組みを知ったから、経験を積んだからといってそれはトレーニング指導にも役立つとは思いますが、だからといってそのままトレーニング指導ができるわけじゃないんですね。

 

「トレーニング指導」 の専門性は今回かなり感じました。

  

3、でもやっぱり理学療法もトレーニングも両方関われる人になりたい、というかなります

と言っておきながら僕は両方できるようになりたいのです笑

 

これは、将来を考えたり、昨年進路を決めるたりするときに思う・思ったことですが、一般の人もアスリートも、怪我をした人もそうでない人も、痛みがある人もない人も、どんな人でもサポートできるようになりたいと考えています。

 

スポーツだけに関わっていきたいと考えていたらおそらく大学院に進学したはずですが、そうではなかったので理学療法の専門学校を選択したわけです。

 

そのうえでやはり、どちらも学んで、経験を積んで、どちらも専門だと言える人材になりたいなという気持ちが、今回トレーニング学会に参加したことでさらに強くなりました。

 

まとめ

僕個人の感想をまとめただけのつまらない記事になってしまいました。。。

 

今回トレーニング科学会に行ってみて、何か新しい知識を得てきたというよりも、考え方を学んだり、自分に必要なことを再認識したりという点で有意義だったと思います。

 

また、将来大学院に行くのもありだよなあと思いつつ、それやってたらすぐおっちゃんになっちゃうよなあとか、そんなことしてたら結婚できなそうだよなあといったお金や時間といった現実的な問題も考えることができたのもよかったかなと思います笑