Matsu Training Blog

体育系大学卒のPT学生。スポーツやトレーニング、身体について書いていきたいと思います。

#25 チームのウォーミングアップに必ず「フリーアップ」の時間を3分間入れる理由。

チームの練習が始まる前に、全体でウォーミングアップを行うチームは多いと思います。 典型的な日本のサッカーチームのウォーミングアップは、チーム全員でグランドを数周走ってから、ストレッチを行う、あるいはブラジル体操を行う、といった感じだと思われ…

#24 方向転換において「地面を蹴る」「重心移動ができていない」という状態は具体的にどんな状態のことを指しているのか?

久々のアジリティに関してです。 ここまで2回に分けて、アジリティと方向転換について基本的なことを書いてきました。 こちらとこちら 1回目は、 アジリティの構成要素のモデル 地面反力と重力を利用して移動することの基礎 という点から。 2回目は 地面反力…

#23 ハムストリングのトレーニングを股関節伸展で考えるか膝関節屈曲で考えるか②

【昔のブログのリライト記事です】 今回は、前回に引き続きハムストリングに関してです。 傷害予防として筋肉に伸張性の負荷がかかるエクササイズを行うことはよく見られますが、では例えばノルディックハムストリングと、ルーマニアンデッドリフトではどう…

#22 ハムストリングのトレーニングを股関節伸展で考えるか膝関節屈曲で考えるか①

【昔のブログで2017年2月3日に作成したものをリライトしました。】 アスリートはパフォーマンス向上、競技での勝利のために日々鍛錬を続けています。 継続は力なりとは言いますが、スポーツにおいても、質の高いトレーニングを行うだけでなく、それを継続し…

#21 一度脚を後ろに引いてからスタートする場合にスムーズに動き出すためのポイントは? -ポジティブ・シンアングル-

【過去ブログで2017年5月9日に書いた記事をリライトしました。】 今回は球技スポーツにおける、スタート動作と加速局面に関して、特に初めの1,2歩目に関して書いていきます。 今回はいつもよりも多く(いつもも多いですが)私見ががんがん入ってますが、そ…

#20 アジリティ・方向転換のパフォーマンス向上のためには?

前回は、アジリティに関して、方向転換のスピードの要素の1つである「テクニック」から話をしていきました。 アジリティのモデルではテクニックとして 足の接地位置 ストライドの調整 身体の傾きと姿勢 があげられています。 しかし、それだけ言われても、じ…

#19 サッカーとアジリティ:「地面反力」と「重力」の活用を考える

: アジリティという言葉は様々な場所で聞かれますが、そのアジリティを向上させるための明確なトレーニングプロトコルはいまだ示されていません。 それは、アジリティに関わる要素が多いからで、その人それぞれの課題によってトレーニングのポイントが大きく…

#18 減速のスキル② 「重力」を効果的に活用すればもっと楽に減速できる。

前回投稿で、人が動くには 重力 地面半力 の2つが主に働くと書きました。 そして減速時における地面反力の活用に関して簡単にですが書きました。 今回はもう1つの力の重力に関してです。

#17 減速のスキル① 「地面反力」を効果的に活用するためには?

人が動くために働く力の主なものとして 重力 地面反力 の二つがあげられます。 前方への移動を考えると、 重力によって前方に倒れようとする力 地面に対して力を加える(筋による出力)ことでうける地面反力 によって前方へ歩いたり、走ったりできるというわ…

#16 例えば、走るときに腕を後ろに振るのか?前に振るのか?という話で。

先日ある勉強会に参加した時の話です。 実技も含まれており、行ったのはベーシックなエクササイズでしたが、新たな発見や理解があり行ってよかったと感じています。 そのセミナーで、 「走るときに腕は前に振るか?後ろに振るか?」 といった話があがりまし…

#15 運動時に意識を自分の身体に向けるかのが良いか、外に向けるのが良いか -内的焦点と外的焦点-

人の運動には何かしらの目的が伴うもので、目の前にある食べ物を手に取りたいから手を伸ばし、100m離れたあの人のもとに行きたいから走りだします。 この時、自分の意識は自分の身体には向いておらず、目の前の食べ物や、遠くにいるあの人に意識が向いていま…

#14 怪我をした後は「適切な負荷」をかける。早期からの”Optimal Loading” -POLICE-

怪我をしてしまったら、まずは応急処置が必要となります。 これまで、受傷後の対応としてRICEやPRICEがメジャーな方法として用いられてきました。 RICE、またはPRICEは P:Protection(保護) R:Rest(安静) I:Icing(冷却) C:Compression(圧迫) E:E…

#13 日本トレーニング科学会大会で感じたトレーニング指導に必要な能力

先日、日体大世田谷キャンパスで行われた日本トレーニング科学会大会に行ってきました。 友人に誘ってもらったのがきっかけです。 大学の卒業論文のポスター発表で、日本コーチング学会には参加したことがあったのですが、個人的に学会に行くのは初めてでし…

#12 広背筋を働かせたい背中のエクササイズは、肩甲骨に注目することも大切だけれどそれだけでなく。

ラットプルダウンや懸垂、マシンやダンベル、バーベルを使ったローイング系エクササイズは、背部の筋、主に背部の筋力向上を目的に行われます。 背部には多くの筋がありますが、この場合、使いたい、負荷をかけたい筋は広背筋です。 しかし、その広背筋の働…

#11「ブラジル体操」をウォーミングアップとして行う際に考えることは?

ブラジル体操。 サッカーに関わる人なら誰でも一度はやったことがあるのではないでしょうか? しかし、どんな目的で行っているのか、その動きが適切なのかという点は見過ごされて、練習前・試合前の儀式として行われていることも多いです。 ということで、今…

#随時更新 おすすめ書籍(学生トレーナー・指導者・選手・医療系学生向け)

この記事では、トレーナー・選手・PT学生などの方にお勧めできる書籍を随時更新しながら載せていきたいと思います。 新しい知識・考え方を得る方法として、人に会う・話を聞く、インターネットで検索する、SNSを活用する、論文を読むなど様々な方法がありま…

#10 サッカー選手の傷害予防プログラム「FIFA11+」の効果はどれくらい?

FIFA11+を知っているでしょうか? サッカー選手を対象にした傷害予防プログラムです。 せっかく一つの形としてまとめられているのに、いまいち知名度が低い気がするので簡単に紹介してみます。 FIFA11+ どれくらい効果がある? まとめ FIFA11+ FIFA11+は…

#9 ヒップヒンジはあくまでトレーニングのための動作であり、競技スキルではない。

ヒップヒンジには、股関節を蝶番(ヒンジ)のように動かす動作です。 詳しくは、この記事やこの記事をみてみてください。 過去に「ヒップヒンジは重要だ」と書きました。 これらの記事は閲覧数の多い記事であり、興味を持つ人が多いのかなと感じています。 …

#8 ストレッチ・ショートニング・サイクル(伸長-短縮サイクル)とプライオメトリクストレーニング。

人が運動する際、ほぼ全ての運動でストレッチ・ショートニング・サイクル(SSC:Stretch shortening Cycle)という仕組みが働き、 この仕組みにより、人は効率よく大きな力を発揮することができます。 この仕組みを用いたトレーニング方法がプライオメトリク…

#7 ブログ記事のテーマを募集します。

テーマ募集 タイトルの通りです。 自己紹介のページにも書いていますが、ブログテーマを募集します。

#6 競技力向上のための課題を可能な限り言語化することの重要性。

最近、筋力トレーニングに対する関心が高まってきています。 SNSが発達したことで、個人で商法発信する人が増えたこと、いわきFCなど独自性を持ったチームが一つの結果を示したことなど、様々な要因がありますが、一種の筋トレブームと言ってもいい状況です。…

#5 「腕」はどこから腕と考えるか。

例えサッカー選手でも、下半身だけで競技を行っているわけではなく、上半身をどう使うか(筋力等も含め)はパフォーマンス向上を考えたうえで重要な要素です。 上半身、と考えた時に「腕」をイメージする人は多いと思います。 ではその「腕」はどこからが腕…

#4 様々な運動体験がスポーツパフォーマンスの前提条件になる。

スポーツの世界で生きてきた人は、サッカーは~、野球は~、テニスは~、といったようにスポーツから人の運動を考えてしまいがちです。 そうなると、例えば 「サッカーは上半身を使わないから〜」 と言われた時に、 「いやサッカーは上半身めっちゃ使うから…

#3 サッカーのピリオダイゼーションを現場で活用する【前ブログより改定:2017年6月時点】

最近「サッカーのピリオダイゼーション」に関して興味が高まりつつあるように感じます。 これに関しては、移転前ののブログでまとめました。 自分で言うのもなんですが、結構よくまとめた記事だと思っているので、こちらにも引っ張ってきました。

#2 アスリートにレッグエクステンションマシーンは必要ない?

筋力の向上はスポーツパフォーマンスの向上に貢献するであろうことや、傷害予防につながることは研究レベル、現場レベルともに知られています。 しかし、ただ筋力を向上させればいいかといえばそうともいえず、例えばベンチプレスの挙上重量をひたすら追求し…

#1 競技中の「素早い反応」を認知・意思決定の側面から考えてみると?

「素早い反応」は選手・指導者ともに求めるものです。 反射神経がいい、俊敏性がある、読みがいい etc... といった表現はよく耳にします。 そして、その能力を向上させるために、テニスボールが落ちる前に素早く拾うトレーニングや、音に反応して瞬時に動き…

#0 新ブログ:ブログ移転してきました。