Matsu Sports Training

筑波大学体育専門学群・蹴球部→東京学芸大学蹴球部でトレーナー。現在は理学療法士免許取得のため勉強中。

#62 脊柱の6方向の動きと胸椎の動きの重要性

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背骨を専門用語では脊柱と言います。

脊柱の動きが適切にでることは、スポーツパフォーマンスの向上のためにも重要です。

 

体の後ろ側にあるために意識しづらい脊柱ですが、どんな動きをしているか知っておくことで、トレーニングに活かせるかもしれません。

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#61 ハムストリングの肉離れの予防と傷害の発生〜2件の事例から考える〜

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肉離れの予防は多くのチームでの課題だと思われます。

サッカーでよく起きるのはハムストリングや内転筋の肉離れです。 

 

一度ハムストリングの肉離れをしてしまうと復帰まで3週〜8週程度かかってしまいます。

 

僕が所属するチームは関東大学サッカーリーグに所属しているのですが、このリーグは、前期11節、後期11節をの全22節です。

そう考えると仮に8週の離脱を強いられることは、リーグのほぼ半分に出場できないことになってしまいます。

 

それは、選手の立場からもチームの立場からも避けたい事態です。

 

また、肉離れの既往があることで、今後肉離れが発生するリスクも高まるので、そう言った意味でも予防が重要となります。

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#60 肩甲骨の動きを確認してパフォーマンス向上・傷害予防を目指す。

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過去に背中の筋力トレーニングに関していくつか書きました。

その中の一つでは、肩甲骨の動きは大事だけど、広背筋をターゲットにしてる場合は肘を弾ききることも大切、といった趣旨の記事でした。

 

#12 広背筋を働かせたい背中のエクササイズは、肩甲骨に注目することも大切だけれどそれだけでなく。 - Matsu Sports Training  

 

その時点では、肩甲骨の動きが出ていない人の多さに気づいてなかった自分がいたのでそう書いたのでしょう。いやそこはできてるだろう、と。

しかし今は、まず「肩甲骨の動きが出ているか」をもっと見なければなと感じています。

 

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#57 主観的トレーニング強度はコーチと選手で一致しない?

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トレーニング負荷をコントロールすることは、

  • トレーニングの質を高める
  • 傷害予防

などの観点から必要です。

 

現在はGPSを使ったトレーニング負荷のコントロールやコンディショニングが発達してきていますし(ただこれは費用的な面で利用できるチームが限られる)、それ以外でも、血中乳酸濃度や心拍数、血中クレアチンキナーゼ等を利用する方法もあります。

 

個人的にはこういうのをもっと効果的に活用して行きたいなとは感じていますが、なかなかうまく行っていません。。。

 

今回はトレーニング負荷に関して、面白い論文を見つけたので、それについて考えを書いていきたいと思います。

 

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#56 筋肥大と神経系の適応では筋肉にどんな変化が起きているか?

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前回、前々回の記事です。

これらの記事の続きになっています。

 

#53 筋力トレーニングにおける筋の肥大と最大筋力向上の違いとは? - Matsu Sports Training

 

#54 筋力向上に重要な神経系の適応とは? - Matsu Sports Training

 

筋が大きくなるにしても、神経系の適応が起こるにしても、筋に変化が起きています。

どんな変化があるでしょうか?

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#55 「岡崎慎司 カラダ覚醒メソッド」と基礎トレーニングの重要性

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トレーニングのメソッド系の本はあまり買わないのですが、岡崎選手のトレーニングであることや、そのコーチが杉本龍勇コーチであることから興味を持ち1年ほど前に購入しました。

 

今になって、いい本だったなと感じたので紹介します。

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#52 トレーニングへの姿勢から感じる「勝利までの距離」

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ウォーミングアップやトレーニングの様子を見ていて、コーチやトレーナーはその選手の動きから、何かしらの課題や特徴をつかむことがあると思います。

選手が思っている以上に、チームスタッフは選手のことを見ているものです。

 

その中で、最近感じるのは、動きの質や特徴というよりも、その取り組み方というか、取り組みの姿勢や態度です。

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#50 減速はもも前の筋肉ではなく大殿筋やハムストリングが重要?

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「ケツで止まれ」という表現をされることがよくあります。

これは、減速動作を大殿筋やハムストリングを働かせて行えという意味です。

 

しかし、「大腿四頭筋はブレーキ筋」という表現や、「止まるときにもも前が疲れる」という現象が起きることはよくあり、どっちなの?と疑問に思うことはないでしょうか。

 

そもそも、「加速するときや走る時も大殿筋やハムストリングが重要だと言われるのに、なんで逆に減速する時も同じ筋が大切だと言われるのか?」という疑問を感じる人もいるかもしれません。

 

これは、筋の収縮様式が加速と減速では異なることが理由です。

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#49 ランニング時のハムストリングは遠心性収縮ではなく等尺性収縮?

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ランニング時のハムストリングの働きは、遠心性収縮(エキセントリック)だとされていて、だからこそ肉離れの予防やパフォーマンス向上のために遠心性収縮でのトレーニングが必要だとされています。

 

しかしながら、遠心性ではなく等尺性収縮ではないか?という考えもあるようです。

 

ちなみにですが今回の記事はあくまで「紹介」です。

 

 

遠心性収縮か?等尺性収縮か?

以下の記事でこれに関して触れられています。

登録しないと全文は読めないようになっていますが。。。

 

 

どちらもBas Van Hooren氏という方の記事で、これのもととなっている論文もこの方と、Frans Bosch氏が著者となっています。

 

Frans Bosch氏といえば先日こんな記事が話題となりましたね。

欧州サッカー最先端の筋トレ事情。大工が釘を打つ動作に極意がある | footballista

 

前提としてですが、記事でも原著論文でも、「ランニング時の遊脚後期のハムストリングの活動が当尺性収縮である可能性」について述べているのであって、本文中にもありますが、絶対そうだとは言い切れない状態です。

 

ちなみに、今回僕がこの記事で書くのは、こういう考え方があるんだという紹介だけで、それに関して何か自分の意見を言うことはしません。

なぜならまだ読んでる途中だからです笑

ほかの情報源から大枠の話や知識は得ていますが、細部や論文でどう書かれているかは理解しきれていません。

 

ちなみに論文はこちら。

こちらからは無料ではAbstractしか読めませんが、ResearchGateに登録していればBas Van Hooren氏にPDFデータの要望を出すと送ってもらえるという裏技があります。

 

 

まとめ

仮にアイソメトリックだとすれば、エキセントリックだけでなくその収縮様式でのトレーニングの意義も変わってくると思いますし、遅発性筋肉痛やトレーニング強度を考えると、アイソメトリックの方が導入しやすいとも考えられます。

とはいえ、エキセントリックのメリットがなくなるわけではないので、「時代はアイソメトリックだぜ」なんてなるのも違うかなと思います。

 

とにかくまず読んでから、また別で記事を書きたいと思います。